まさか自分が、とは思いましたがやられました。
カナダの銀行のシステム
カナダの銀行口座をもつとたいていオンラインバンクの手続きを持つことになると思います。
たしかにこれは便利で残高確認もできるし振り込みもできます。
ただ、日本のオンラインバンクと比べるとセキュリティーが低い。
TDの場合ですが、口座番号とパスワードでログインできて、ログインすると振り込み・送金などすべてできてしまいます。
日本のオンラインバンクだと、ワンタイムパスワードなどあってログインでも入力、振り込みでも入力、と何回も入力を求められます。
日本にいる時はめんどくさいなと思っていたのですが、やっぱり必要なんですね。
経緯
ある日、急にオンラインバンクにログインできなくなりました。
そうなると困ったので銀行にいき、事情を説明しました。
すると銀行カードや身分証明書の提示を求められ、最近の取引を見せてくれました。
身の覚えのない振り込みがある!!
よくよくみると海外に送金されている!!
というのが1日の間で3回行われていました。
金額は合計数万ドル。
でもどうやら銀行側のセキュリティとして不自然な動きがあると取引がロックされるみたいです。
(ログインできなくなったのは銀行側のセキュリティのせいなのか、犯人ののっとりなのかはわかりません。)
3回の振り込みや送金は記録されているのですが、初めの1回のみ処理されて、後の二つは自動的にブロックがされていました。
一つ一つの取引に見覚えがあるか銀行員と確認していき、結局この3回のみがおかしいということになりました。
ブロックされなかった初めの1回分は後日、全額銀行側から戻してくれるとのこと。
結局、損失はでませんでしたが注意しないとまずいですね。
銀行口座にお金をいれたままで確認しないといつのまにかやられている可能性がありそうです。
今回、どこで乗っ取られたのかまったく推測がつきません。
そもそものセキュリティが弱いのでつねに注意しておく必要がありそうです。
その点では複数の口座を管理するのはそれだけで大変になりそうです。
また、ジョイントアカウント(夫婦などで共通のアカウントを使用)の場合は大きなお金を動かすときはお互い連絡し合わないと、見逃してしまう可能性があります。
とにかくこちらは日本ではない。
ということで危機意識をもついいきっかけにもなりました。
デビットカードのスキミングもよく行われているようです。
そう考えると、支払いは現金や小切手というのはけっこう安全なのかもしれません。
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