海外留学にはどうしてもお金が必要です。
いくつか代表的なものを挙げてみます。
ここに書いている情報は2016年のものを元にしておりますので、正しい情報は各奨学金の詳細を確認してください。
日本学術振興会
募集 5月
年齢 博士の学位を取得後5年未満
金額 年額約380万円~520万円
海外申請 留学後の申請可
併用 特に記載なし(基本併用出来ない??)
上原記念生命科学財団
募集 9月
年齢 39歳(医学部卒)、37歳(他学部卒)
金額 400万円(最大)
海外申請 留学後の申請可
併用 大型の奨学金と併用不可
内藤記念海外研究留学助成金
募集 10月
年齢 40歳
金額 450万円
海外申請 留学後の申請不可
併用 200万以上の奨学金と併用不可
アステラス病態代謝研究会
募集 6月
年齢 無し
金額 400万円(最大)
海外申請 留学後の申請可
併用 200万以上の奨学金と併用不可
かなえ医薬振興財団
募集 7月
年齢 35歳
金額 100万円
海外申請 留学後の申請可
併用 特に記載なし
持田記念医学薬学振興財団
募集 6月
年齢 45歳
金額 50万円
海外申請 留学後の申請可
併用 特に記載なし
さて、これらの奨学金ですが当然ながら競争率は高いです。
この中で一つでも取れれば多くの費用がまかなえるものは
・日本学術振興会
・上原記念生命科学財団
・内藤記念海外研究留学助成金
・アステラス病態代謝研究会
になります。
「日本学術振興会」が採用人数も多いので基本的にはこれを目指すことになります。
「内藤記念海外研究留学助成金」は留学前に申請しないといけないので先に留学した場合は留学先からの申請はできません。
基本的には出せるものを全部だすということになるでしょう。
仮に全部通るとして、最も長く日本からの奨学金で留学費用を賄う場合はどのようにするのがいいでしょうか?
まずこれらの奨学金以外に海外に渡る手法があります。
それは「日本学術振興会特別研究員」こちらの制度です。
ご存知の方はこれは日本の研究機関で研究する制度でしょ?と思うかもしれません。
しかし、要項をよく読むと
PD については採用期間の 1/2 以内、特別研究員-SPD については採用期間の2/3 以内で」海外機関での研究を認めるとしています。
つまり特別研究員になれば、留学先が決まってなくてもその採用期間中に海外での研究ができるということです。
じゃあ、期間の半分は先に日本で研究しないといけないの?
というのがありますが、「辞退」してしまうという方法があります。
先に海外にいってしまい、採用期間途中で辞退するというわけです。
(実際にこれができるかはわかりませんし許されるかどうかもわかりません。あくまでも仲間内での噂です。)
となると
1.特別研究員として留学(1年以内)もしくは内藤記念海外研究留学助成金で留学
2.次に申請条件に留学後一定期間の制限があるもの持田・上原・アステラスなどでさらに1年
3.最後に海外学振
とすれば4年近くを賄えることになります。
あくまでも全部うまいこと通ればということですが。。。
しかしながら4年という期間を奨学金でと考えるとなると最後のほうは海外の奨学金に申請する方が現実的だと思います。
もちろん英語になってしまいますが。
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