2017年3月8日水曜日

トロントの家賃の値上げ 1991年が境

トロントは不動産価値が毎年どんどん上がっている状況で、家賃も上がり続けています。

こちらにきた人に聞くとうちはいくら上がったとか、それは限度額超えているのでは?という話がでてきます。

確かに限度額は決まっているのですが、これは適応される場合と適応されない場合があります。

まず2017年の値上げは1.5%と決まったようです。
(https://news.ontario.ca/mho/en/2016/06/ontarios-2017-rent-increase-guideline.html)

Ontario Rent Increase Guidelineを見てみるとこれが適応されないの
  • vacant residential units
  • residential units first occupied on or after November 1, 1991
  • social housing units
  • nursing homes
  • commercial properties
これらが上げられています。
(けっこうリンク切れするようですので見当たらない場合はgoogleで"Ontario Rent Increase Guideline"と西暦何年かを入れて検索するとヒットします。)

つまり、1991年11月1日以降に賃貸を開始した物件は適応されないということのようです。

この1991年というのはけっこう微妙であって、ダウンタウンでも適応されるコンドミニアムと適応されないコンドミニアムとがそこそこ分かれます。

ある人は100ドルあがったとか言うかもしれませんが、きっと新しいコンドミニアムでしょう。

中にはそれは法律を知らない日本人が騙されているという人もいますが、いつ賃貸が開始されたかによるので注意が必要です。

値上げは
  • 最後の値上げ、もしくは入居日から1年が経たないと行えません。
  • 値上げは90日前に通告する必要があります。
こういう決まりを知っておくのは重要かもしれません。

新規の入居の際は、大屋は家賃を自由に決めることができます。
(前の住居人の家賃を考慮する必要はありません。)

同じコンドミニアムでも長く住んでいる人は、毎年の値上げの制限がかかるため、新規の入居者よりかなり安い家賃で借りていることが多々あります。

1991年より前に貸し出された住居に住んでおり、引っ越しを考える場合は、同じ条件であれば家賃は値上がりすると考えた方がよさそうです。

また、物件を探す時にいつ建ったのかというのも確認して決めた方がよさそうです。

新しいコンドミニアムだと1年経過後に月200ドル値上げ、と言われたら困ってしまいますが、古いコンドミニアムですと、それは違反ですと言うことができます。

こちらは日本と異なり、少々古くてもしっかりとした住居が多いです。

また、少し古めの方が部屋が広いことが多いというメリットもあるようです。
(最近は不動産価値が上がっているので、部屋を狭くしてより多くの部屋を作る傾向にあるようです。)

0 件のコメント:

コメントを投稿