2017年2月7日火曜日

オフサイドを理解したらアイスホッケーの観戦がかなりおもしろくなった。

北米4大スポーツと言えば、フットボール・野球・バスケ・アイスホッケーですが、この中ではアイスホッケーが一番人気が無いみたいですね。

今年のスーパーボウルはとても面白かった。

3-28となった時点で、勝負あったなと思いちょっとパソコンいじりながら観戦していたのですが。

しかもその後もペイトリオッツは、タッチダウンのチャンスがあったのですが、結局キックに終わりこれで終わりかなと思いました。

さらにその後も、タッチダウンを奪うもキックを外し、12-28。

タッチダウン+2ポイントコンバージョンを2回連続で決めないと追いつかないじゃんと思いながら見ていたら、まさかのこれを成し遂げるすごさ。

史上初のスーパーボウルの延長戦を劇的な逆転タッチダウンで決めてペイトリオッツが勝ちましたがとても面白い試合でした。

途中まで一方的な試合でしたが、そのせいもあって中盤からオンサイドキックを見ることができたりととてもエキサイティングな試合でした。


さて話題はアイスホッケーですが、はじめのうちは試合を見てもあまりおもしろくなかったです。

アイスホッケーってお互いにパックを相手陣地に向かってただ打っているだけのように見えませんか?

さらに
・パスがサッカーほどきれいに通らない。
・ゴールが決まるのがたいてい、ゴール前で混戦になりながらいつのまにか決まっている。

という印象がありました。

私はフットボールや野球が好きなのですが、これらのスポーツは戦略性が高いと思っているので好きです。
  フットボールならrunするかパスするか、ギャンブル的なアタックもありますよね。
  野球でも強硬策か手堅い作戦か、代打とか中継の時期など。

しかし、ただ打っているだけと思っていたホッケーの試合ですが、オフサイドを理解するだけでだいぶ戦略的なことを理解して楽しめるようになると思います。

アイスホッケーは日本ではあまり人気がないので日本語のWebページがほとんどないですよね。

以下に書くことはまったく素人の私が書くので間違いがあるかもしれませんが、トロントでのアイスホッケー観戦の手助けになれば幸いです。

まず基本的なルールですが、先にラインを見ておきましょう。

・センターライン 文字通り真ん中のライン
・ブルーライン ゴールラインとセンターラインの間にあるライン。これがオフサイドに重要。
・ゴールライン ゴールの横にあるライン

アイスホッケーのオフサイドですがこのブルーラインをパックより先に選手が超えて入れないということです。

これだけだとルールはなんとなくわかるのですがいまいちパッとしません。

オフサイドを言い換えてみると、攻撃している側がパックをブルーラインより後ろに追い返されてしまうと選手”全員”が一度ブルーラインより後ろに戻らないといけないということになってしまいます。

ですので攻撃側はブルーラインより前で攻め続けないと、また真ん中付近からやり直しになってしまうわけです。

ホッケーでは、ゴール裏側にスペースがあり、ここから壁を使って一度後方に戻すパスがありますが、これは角が円弧状になっているため、壁際にパスがいくことが多いです。

そのため、味方はブルーラインと壁際に位置していることが多く、この付近でパスをキャッチし、ここからシュートやパスが起こります。

そしてこれらの選手は決してブルーラインを超えさせないようにパックをさばきます。

では、守備側の選手はどうするかというと、ブルーラインより後ろにパックを戻そうとします。

それだけで自軍のピンチを回避することができます。

じゃあひたすら反対に打てばいいじゃんということになるのですがそうはいかないルールがあります。

オフサイドに関連してもう一つ重要なルールに、”アイシング・ザ・パック”というのがあります。

これは、センターライン手前から打ったパックが相手のゴールラインを超えてしまうと、自分のゴール近くからフェイスオフになってしまいます。(自分のチームが反則で1人少ない時はこの反則はとられません。)

つまり、やみくもに打つとパックがゴールラインを超えてしまい、結局自分の陣地からの再スタートになるのでピンチを脱することができないのです。

守備側はまずはブルーラインより後ろにパックを持っていき、相手の攻撃陣を下げることを目的とします。

さらに今度はセンターラインを超えると、ゴールラインを超えても大丈夫ですので、攻撃に切り替えるチャンスです。

一方攻撃側はここで、取り返して再び攻撃に戻りたいということになります。

簡単に要点をまとめると
攻撃側はブルーラインより敵陣側で攻撃したい。
守備側はパックをブルーラインの向こうに持っていくことでピンチを脱することができるが、相手のゴールラインを超えるとピンチな場所で再開になってしまう。
守備側がパックをコントロールしつつ、センターラインを超えると今度は攻撃のチャンスになる。

これを理解するだけで、自分のひいきのチームがピンチなのかチャンスなのかよくわかるようになりました。

そうなると、試合の流れや今どちらのチームが押しているのかというのがよくわかりますので、ただ打ち合ってるだけでしょ?から脱却できます。

そうなると試合の流れと戦略がわかるのでアイスホッケーの観戦がとても楽しくなります。

是非、初心者の方はオフサイドを理解してみてください。

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